2006/04/28(その1)


東京駅です。竣工は大正3年(1914)……って、意外に新しいんですね。

・中央停車場の建設計画が決定したのが明治23年(1890)
・用地買収の完了が明治33年(1900)
・着工されたのは明治41年(1908)
それで完成したのが大正3年ですから、計画から完成まで24年もかかっています。
大正初期には鉄筋コンクリート構造の建築が現れ始めており、東京駅は赤レンガ時代最後の大作(長さは日本一)。

以上、東京建築探偵団『建築探偵術入門』の解説の要約です。

完成当時の写真を見てみると、周囲には他に大きな建物など無い事もあって、ホント偉容を誇ると言いますか、すごくかっこいい建築だった
(ドームの形も現在と違うし)と思うのですが、現在は、とにかくこの建築の全体像をすっきり見渡す事の出来るポイントが無く、しかも
建物のすぐ側にまでゴチャゴチャと各種オブジェが配置され、なんだか気の毒な事になっています。


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