Maxon PT-909 PHASE TONE

僕は基本的に、フェイザーと名の付く物であれば、好き嫌いに関わらず何でも全て所有しておく方針です。それでもあんまり下らねえやと思ったのは手放しちゃいますし、このPT-909は(MXR式小型ケースの)初代PT-909と、回路はほとんど同じなんですね。もちろんスイッチが違う、ケースの形が違う、だから音の方も微妙に違うはず……なんですけど、まあどっちも同じようなものですし、そもそも、僕はマクソンのフェイザーが好きでないという事もあり、どっちか一つあればいいやと思いまして。
音は好きではないけれど、初代PT-909の見た目は大好きなので、これを手元に残し、キャラメル・スイッチ型909を手放す事にいたしました。

マクソンのフェイザーは、どちらかというとハンバッカーPU向きなように思えます。このシリーズのフェイザーも、ずっと以前にちょっとだけ使った事があるのですが、マクソンのフェイザーはどれも、最初は「なかなか良いぞ!」と思わせてくれるのですね。しかし、すぐに飽きてしまう。というか耳について不快に感じられてくる。
「シュワシュワ感」が単調で、人工的でわざとらしい感じがするから(もちろん全てのフェイザーは電気回路で人工的にシュワシュワさせてるんですけど)、それで飽きてしまうのですかねえ。

ただ、ハンバッカーPUとフェイザーを組み合わせた場合は、シングルPUほど明瞭にシュワシュワしてくれない場合がありますから、ハンバッカーで「いかにもフェイザーなシュワシュワ感」を得たい場合は、マクソンのフェイザーが良いのかも知れません。


元箱・取説付きでした。


初代PT-909に比べケースが大型化してるので、重量もけっこう増えてます。

2008/05/12





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