これはTOD-1 OVERDRIVEと一緒に売りに出したものなので、その時の説明文は

今から約25年前、「完全コピー」と呼ぶにはあまりにも半端な

云々のくだりは共通。だたし後半は違えてあって、

同時出品している"TOD-1 OVER DRIVE"の方は、それでもまだ「昔風の歪み」という点で多少の興味が感じられる製品なのですが、このディストーションの方はほんとダメ。これぐらいダメだと、かえって
「くそエフェクターのリファレンス」
として手元に置いておくべき製品なのかも知れません……なわけないか。あとは、他のTokai製エフェクターの補修用パーツのストックとして利用するとか、そんな使い道も一応はありそうです。

というものでした。それで結果は￥2,200也。これくらいで収まるならまあよしよしと思ってしまうわたくしでしたが、それでも約2千円ということはBOSS HM-2 Heavy Metalと同じくらいなわけで、つまりまだまだ過剰評価だと思うぞ。

それにしても、値段が上がらない方が嬉しいと思ってる出品者って、根性が曲がってるよなとか、「ほんとは悔しいんだろ」とか思われそうですけど、私は出品者であると同時に入札者、つまり買い物をする側の立場の者でもあるわけです。買う側からしてみればこういう出品の仕方が、ヤフオク全体の相場……とまではいかなくても、少なくとも珍品系というカテゴリの相場を下げる事につながるのではないかという期待も多少はあるわけで。

トーカイのこのシリーズは、途中ちょっとバージョン・アップしたのか、

黒ケース版もあります。もっとも、違うのは見た目だけで中身は同じという説もありますが、私の弾いた感じでは銀ケースより多少はましだったので、一応簡易メモを。

☆低音が無くならない方で、多少ブーミーだが「音太い」方だと思います。
☆歪み量はそれほど多くありません。その代わりDISTツマミ＝フルでもコード感がある。
☆ゲイン・アップ度もわりとある方だと思うので、ブースター用途も一応考慮の対象。

あくまでも「銀ケースと比べて多少まし」という事なのであって、どのみち、何かとくべつ優れてるとか個性があるとかいうような製品ではありません。

元箱はこういうデザイン。トーカイのシンボルは赤玉、じゃなくて日の丸ですね。Rising Sun!

♪日の丸背負ってトーカイは

こういう箸にも棒にも掛からないようなエフェクターだとか、フェンダー・ギブソンの模造品とかを売ってたわけです。国内向けだけじゃないんですよ、じゃんじゃん輸出してました。

2008/09/15