Guyatone LG-70T等の、60年代前半のグヤトーン製エレキに用いられてる事の多いトレモロ・ユニットです。Ibanezブランドの製品に載せられてる事もあります。

トレモロ・ユニットとしての機構・構造はBigsbyと共通した点が多く、ビグスビーを参考にして設計された製品だと思います。ですので、
「グヤトーンのビグスビー、略してグヤ・スビー、Guyasby」
というような愛称を与え、当サイト内での通称といたします。60年代中期以降に登場したユニットもビグスビー式なので、
60年代前半のものを Guyasby 1号
60年代中期のものを Guyasby 2号
と呼び分けます。


Bigsbyとの共通点は;
・可動支点が回転軸式(ただしボールベアリングは無し)
・弦をパイプに巻き付けて固定
・ギターのボディにザグリ無しで取り付け可能

Bigsbyとの相違点は;
・引きバネ4本を使用
・アームは棒材、取り外し可能


それとGuyasbyにはカバーがあるのが本家Bigsbyとの、見た目上の最大の違い。
重量は225g(アーム含まず)で、本家(アーム含めて280g前後)とほぼ同じ。


バネ圧は調整可能。ここら辺はフェンダー・シンクロナイズド・トレモロ・ユニットを参考にしてるようにも思えます。


弦を交換する際はカバーを取り外す必要があります。脱着は簡単ですが、それだけに欠品してしまってる個体も多いですね。


2010/09/27



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