2004/11/13(その2)
ついでにこういうのも見物……これは劇場本館の、楽屋口の隣にある入り口から入って3階に上がったところにある「資料展示室」というところで行われていた
「装いの美しさを求めて−花柳章太郎旧蔵の櫛・簪と江戸、明治の結髪− 」
という展示。これも入場無料です。
花柳章太郎さん旧蔵の櫛・簪を中心に、髪型について描かれた錦絵やしばいの鬘の制作過程などの展示が行われていました。
舞台で使う頭の飾りとは別に、実際の生活で用いる道具を花柳章太郎さんはずいぶん沢山集めてらしたのですね。昔の職人の冴え渡る技を間近に見れるこの展示はなかなか面白いものだったのですが、それよりもこの「展示室」というのが妙にだだっ広い、やけに天井の高い空間で(しかも薄暗い)、国立劇場の中にこんな場所があったんだ〜という驚きが。しかもここ以外に「視聴室」という映画を上映するためのスペースもあるようで、大小二つの劇場とロビー、レストランという表向きの他に稽古場やらなにやらを様々備えた国立劇場とはかなり大規模な施設、なんですねえ。


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