K-Trm用のアームです。キツネ・トレモロモズ式トレモロとほとんど同じものですが(同じ型で打ち抜いてある)、立体的(というか)な曲げ加工がされているのがキツネ用との違い。




愛称「黒とうがらし」な取っ手部分。




アームの付け根も見た感じは何だか頼りないですが、ここがどうかなっちゃっているような例は今まで見た事がなく、やはり案外丈夫なものと思います。




これはアーム取り付け部分に被せるカバーというか、アームが空回り(360°フリーに回転する事)を防止するという役割もあるようです。
この金具を付ける事で、アームの回転可能な範囲は200°くらいに制限されます。




アームを取り付けた状態。各種ワッシャーその他で「アームがふとん蒸し」状態に。

なんだってこんな大仰な事になっているかと言いますと、テスコのトレモロ・ユニットには「アームの位置がぴたっと固定出来ない」という問題がありまして(気にならない人にとってはどうという事もないのでしょうが)、テスコ開発陣の頭を悩ませていたのではないかと思われます。
キツネ・トレモロモズ式トレモロ(のA型)のアームは360°フリーに回転する、しかも回せば回すほど締め付けが緩んでちょっと使えない状態になってしまいますから、この不具合は絶対に解消しなくては。そこで、

・取り付け部分には適度な摩擦を与える
・回転角度を制限する

という目的でワッシャーその他を重ね合わせたのが↑の画像の状態。Bigsbyのシンプルさに比べ、なんという違いか。

2007/03/16


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